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女性エンジニアのスキルアップ|女性のライフステージ別学習戦略

IT人材不足が深刻化する中、女性エンジニアの市場価値はこれまで以上に高まっています。しかし、キャリア形成には男性とは異なる課題も存在します。

本記事では、女性エンジニアが直面する現状を踏まえ、戦略的なスキルアップ方法、国の支援制度の活用法、ライフステージに応じた学習戦略まで、輝かしいキャリアを築くための具体的なヒントを網羅的に解説します。

この記事を読んでわかること
  • AI・クラウド・サイバーセキュリティなど今注目の技術スキルと効果的な習得方法
  • 教育訓練給付制度など国の支援制度を活用した費用負担軽減のテクニック
  • 育児・介護期でも無理なく継続できる学習戦略とキャリアプランニング手法

1.なぜ女性エンジニアにスキルアップが重要なのか?

本章では、IT業界における女性エンジニアの現状と課題を概観し、スキルアップがなぜ重要なのか、そしてそれがどのようなメリットをもたらすのかを、国の施策や将来展望を交えながら解説します。

IT業界における女性エンジニアの現状と課題

 IT業界における女性エンジニアの現状と課題

参考:パーソルホールディングス|女性IT人材の就業に関する調査

IT業界で活躍する女性エンジニアの数は年々増加傾向にありますが、依然として男性の割合が高いのが現状です。

一般社団法人情報サービス産業協会(JISA)の「情報サービス産業 基本統計調査」によると、2023年のITエンジニア全体に占める女性の割合は22.6%でした。

2024年版の同調査では、この割合は21.0%となっています。一方で、厚生労働省の調査では女性エンジニアの総数は増加しており、2020年の90,660人から2023年には151,760人へと増加しています。

この数字は、女性がIT分野で活躍する機会が増えていることを示唆していますが、同時にジェンダーギャップの解消にはまだ道半ばであることも示しています。

女性エンジニアがキャリアを築く上では、特有の課題も存在します。長時間労働の傾向があるIT業界において、結婚・出産・育児といったライフイベントとの両立は大きな課題です。

また、社内に女性のロールモデルが少ないため、キャリアパスを描きにくい、あるいは技術や成果が正当に評価されていないと感じる「アンコンシャス・バイアス(無意識の偏見)」に直面することも少なくありません。

パーソルグループの調査(2025年2月発表)によれば、女性IT人材は「昇進・昇格のしやすさ」「給与の高さ」「評価のされやすさ」といった点で、男性と比較して不利に感じていると回答しています。

これらの課題は、スキルアップやキャリア継続の意欲に影響を与える可能性があります。

しかし、こうした課題を認識し、戦略的にスキルアップに取り組むことで、これらの壁を乗り越え、より有利なポジションを築くことが可能です。

項目数値・状況参考
ITエンジニアに占める女性の割合
(2024年)
21.0%JISA 2024年版
女性管理職の割合
(2024年)
8.9%JISA 2024年版
女性システムエンジニアの平均年収
(令和5年)
約458万円
(男性SEは約585万円)
厚生労働省調査より
Forkwell調査によるエンジニア平均年収男性600万円、女性490万円Forkwell
新卒女性の10年後定着率
(2024年時点)
51.06%
(2014年入社者)
JISA 2024年版
IT人材の不足予測
(2030年)
最大79万人経済産業省

参考:情報サービス産業協会|2024 年版情報サービス産業 基本統計調査経済産業省|IT分野について厚生労働省|賃金構造基本統計調査 / 令和5年賃金構造基本統計調査 一般労働者 職種パーソル|「女性IT人材の就業に関する調査」

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スキルアップがもたらすメリット

女性エンジニアがスキルアップを目指すことには、多くの具体的なメリットがあります。

スキルアップのメリット1|年収UPの可能性

第一に、年収アップの可能性が挙げられます。厚生労働省の令和5年賃金構造基本統計調査によると、女性システムエンジニアの平均年収は約458万円であり、これは一般労働者の男性平均(約351万円)や女性平均(約263万円)よりも高い水準です。

しかし、同調査で男性システムエンジニアの平均年収は約585万円であり、依然として男女間には差が存在します。

スキルアップはこの差を埋め、さらなる収入増を目指す手段になります。

スキルアップのメリット2|需要が高く選択肢が多い

第二に、キャリア選択肢の拡大と市場価値の向上です。

経済産業省は、2030年までにIT人材が最大で79万人不足すると予測しており、IT業界全体で人材需要が非常に高い状況が続いています。

高い専門スキルを持つエンジニアは、より多くの企業から求められ、自身の希望に合った職種やプロジェクトを選択できる可能性が広がります。

これは、自身の市場価値を高め、より良い条件で働くための交渉力にも繋がります。

スキルアップのメリット3|柔軟な働き方

第三に、リモートワークなど柔軟な働き方の実現です。特に高度なスキルを持つエンジニアは、時間や場所に捉われない働き方を実現しやすい傾向にあります。

これは、育児や介護といったライフイベントと仕事との両立を目指す女性にとって、大きなメリットと言えるでしょう。

スキルアップのメリット4|実力が認められる

第四に、実力評価主義の環境での活躍です。

IT業界、特にベンチャー企業やスタートアップ企業では、年齢や性別よりも個人のスキルや実績が重視される実力主義の傾向が強いとされています。

確かな技術力を身につけることで、性別に関わらず正当な評価を受け、キャリアアップを実現しやすくなります。

2.今こそスキルアップしたい!女性エンジニアのための注目分野

2.今こそスキルアップしたい!女性エンジニアのための注目分野

IT業界の急速な変化に対応し、市場価値を高め続けるためには、需要の高いスキルを戦略的に習得することが不可欠です。

本章では、2025年以降に特に注目されるテクニカルスキルと、エンジニアとしての市場価値をさらに高めるソフトスキル、そして女性ならではの強みを活かせるスキルについて解説します。

テクニカルスキル|市場価値を高める専門技術

現代のIT市場では、特定の専門技術を持つエンジニアへの需要が非常に高まっています。

以下に挙げる分野のスキルは、キャリアアップや年収向上に直結する可能性が高いものです。

AI・機械学習 (AI & Machine Learning)

日本のAI・MLエンジニアは2025年以降も需要が非常に高く、AIソリューション投資額は世界第3位で2027年に120億ドル超、年平均成長率25%の急成長市場です。

活用分野
製造業の予知保全、小売業の顧客体験パーソナライズ、ヘルスケアの高度診断など多業界でイノベーションを促進しています。

必要なスキル
Python、R、TensorFlow、PyTorch、自然言語処理(NLP)などが主要スキルです。

学習ロードマップ

  1. Pythonと数学の基礎(最初の1ヶ月)
  2. 機械学習の基礎知識と関連ライブラリ習得
  3. Kaggleなどでの実践
  4. データベース技術習得
  5. ポートフォリオ制作とアウトプット

AI分野の専門スキルは、女性エンジニアが市場で高い評価を得るための強力な武器となります。

クラウドコンピューティング (Cloud Computing)

クラウドアーキテクト・エンジニアの需要

企業のクラウドサービス利用が標準化し、ハイブリッドクラウドやマルチクラウド活用が加速している高需要職種です。

求められるスキル

  • AWS、Microsoft Azure、GCPなど主要クラウドプラットフォームの専門知識
  • セキュリティ設計とコンプライアンス知識(ISO 27001、GDPRなど)
  • コンテナ技術(Kubernetes、Docker)
  • Infrastructure as Code(IaC)を実現するTerraform

資格とキャリア

AWS認定、Google Cloud認定、Microsoft Azure認定などのクラウド関連資格がスキル証明と市場価値向上に有効です。会社員クラウドエンジニアの平均年収は約500万円で、専門性向上によりさらなる収入アップが期待できます。

サイバーセキュリティ (Cybersecurity)

デジタルトランスフォーメーション(DX)進展とサイバー攻撃の高度化・巧妙化により、企業の重要な情報資産を保護するサイバーセキュリティエンジニアの需要が急速に拡大しています。

必要なスキル

  • ネットワークやシステムの基礎知識
  • ファイアウォールやIDS/IPSといったセキュリティ技術
  • 脆弱性診断(ペネトレーションテスト)
  • インシデント発生時の対応能力
  • 英語力(セキュリティ関連情報が英語で発信されることが多いため)

ソフトウェア開発 (Software Development – Web/Mobile)

ソフトウェアエンジニア、モバイルアプリ開発者、フルスタック開発者は日本のデジタル経済を支える中核的存在として、引き続き高い需要があります。

習得推奨技術

  • プログラミング言語:JavaScript、Python、Java
  • モダンフレームワーク:Ruby on Rails、React、Angular、Node.js、Flutter

これらの技術を駆使してユーザーフレンドリーなインターフェースや堅牢なバックエンドシステムを構築できるエンジニアは、多くの企業で求められています。

データサイエンス・ビッグデータ (Data Science & Big Data)

企業活動においてデータに基づいた意思決定の重要性が増す中、ビッグデータアナリストやデータサイエンティストの需要が高まっています。

必要なスキル

  • プログラミング言語:Python、R、SQL
  • ビッグデータ処理フレームワーク:Hadoop、Spark
  • データ可視化ツール:Tableau、Power BI

データを分析してビジネスに有益な洞察を引き出す能力は、多様な業界で高く評価されています。

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ソフトスキル|市場で差がつく!エンジニア必須の能力

高度なテクニカルスキルに加えて、次のソフトスキルを磨くことは、エンジニアとしての市場価値をさらに高め、キャリアアップを加速させる上で大切です。

  • 論理的思考力・問題解決能力
    システムの設計や複雑なバグの原因究明、クライアントからの要求を技術的に実現可能な形に落とし込む際など、エンジニアの業務のあらゆる場面で論理的思考力と問題解決能力は不可欠です。
    予期せぬトラブルが発生した際に、冷静に状況を分析し、効果的な解決策を導き出す力は高く評価されます。
  • コミュニケーション能力
    プロジェクトはチームで行われることが多く、メンバー間の円滑な連携や情報共有、クライアントへの技術的な内容の分かりやすい説明、交渉など、コミュニケーション能力が求められる場面は多岐にわたります。
    特に、女性エンジニアの持つ高いコミュニケーション能力は、チームの潤滑油となり、プロジェクトの成功に貢献する強みとして認識されることもあります。
  • 学習意欲・継続的な自己研鑽
    IT業界は技術の進歩が非常に速いため、常に新しい技術や知識を学び続ける意欲が不可欠です。
    自主的に新しいフレームワークを学んだり、最新のセキュリティ技術を習得したりするなど、継続的な学習姿勢はエンジニアとしての成長を支え、長期的なキャリア形成に繋がります。
  • 細かい作業への適性・注意力
    プログラミングにおけるわずかな記述ミスがシステム全体に大きな影響を与える可能性があるため、細部への注意力や丁寧な作業を行える能力は、品質の高い成果物を生み出す上で重要です。

特に、技術力だけでなく、それを効果的に活用し、周囲と協調してプロジェクトを推進できるソフトスキルを併せ持つエンジニアは、より多様なキャリアパスを歩むことが可能になります。

女性ならではの強みを活かすスキル

女性エンジニアは、特有の強みを持っていると言われます。これらの強みを意識し、スキルとして磨き上げることで、他者との差別化を図り、独自の価値を発揮することができます。

  • コミュニケーション能力と共感力を活かしたチーム連携・クライアント対応
    女性は、相手の感情や意図を敏感に察知し、細やかな配慮をしながら円滑なコミュニケーションを築く能力に長けていると言われることがあります。

    この能力は、開発チーム内の雰囲気作りや、クライアントの潜在的なニーズを引き出し、的確な提案に繋げる上で大きな力となります。

    共感力を持ってユーザー視点に立ったシステム開発を行うことで、顧客満足度の高いプロダクトを生み出すことが期待できます。
  • 多様な視点と細やかな観察力を活かした新しい発想
    女性ならではの多角的な視点や柔軟な発想は、新しいアイデアの創出や問題解決に貢献します。

    例えば、システムやアプリケーションのエンドユーザーには多様な人々が含まれるため、開発段階からユーザー目線で細部にまで配慮することで、より使いやすいUI/UXを実現できます。

    また、細やかな観察力は、見落としがちなバグの発見や、より良いユーザー体験のための改善点の発見に繋がることがあります。

これらの「女性ならでは」とされる強みは、テクニカルスキルと組み合わせることで、例えばユーザーエクスペリエンス(UX)デザイン、プロダクトマネジメント、AI倫理といった分野で特に大きな価値を発揮する可能性があります。

自分の特性を理解し、それを活かせるスキル分野を選択することも、戦略的なスキルアップの一つと言えるでしょう。

▼女性はエンジニアに向いていないは嘘?

「エンジニアは女性に向いてない」は時代遅れの誤解。以下の記事では、女性の強みを活かせる現代IT業界の実情と、未経験からエンジニアを目指す方法を解説。ぜひ参考にしてください。

「エンジニアは女性に向いてない」は嘘?女性が輝ける理由を解説
「エンジニアは女性に向いてない」は嘘?女性が輝ける理由を解説
「エンジニアは女性に向いてない」は時代遅れの誤解。女性の強みを活かせる現代IT業界の実情と、未経験からエンジニアを目指す方法を解説。
https://woman.bloomtechcareer.com/media/contents/women-are-not-suited-to-being-engineers/

3.ライフステージに合わせたスキルアップ戦略

3.ライフステージに合わせたスキルアップ戦略

女性エンジニアのキャリアは、ライフステージの変化と共に柔軟な対応が求められます。

本章では、キャリアの各段階や育児・介護といったライフイベントに合わせたスキルアップ戦略と、その際に役立つ具体的な学習方法や心構えについて解説します。

キャリア初期~中堅|基礎固めと専門性構築

キャリアの初期から中堅にかけては、エンジニアとしての土台を固め、自身の専門性を深めていく重要な時期です。

この時期のスキルアップは、将来のキャリアの可能性を大きく広げるための投資となります。

幅広い基礎技術の習得

まず、幅広い基礎技術の習得が求められます。特定の技術に偏らず、プログラミング言語の基礎、データベース、ネットワーク、OSなど、ITシステムの根幹をなす知識をバランス良く学ぶことが重要です。

日々の業務を通じたOJT(On-the-Job Training)は最も実践的な学習方法ですが、それに加えて社内外の研修プログラムへの参加もおすすめです。資格取得も目標設定と知識の定着に役立ちます。

例えば、情報処理推進機構(IPA)が実施する「基本情報技術者試験」や「応用情報技術者試験」は、ITエンジニアとしての基礎知識を体系的に学ぶ上で良い指標となります。

得意分野の発見と専門性の深堀

得意分野の発見と専門性の深化が鍵となります。様々な業務やプロジェクトを経験する中で、自分が特に興味を持てる分野や得意とする技術領域を見つけ出すことが大切です。

ロードマップを作成し、興味のあるジャンルを見つけることから始めることがよいでしょう。

発見した得意分野については、関連する専門資格の取得(例:AWS認定資格、LPICなど)や、より高度なオンラインコースの受講(例:Ms.Engineerのブートキャンプ、TechAcademy)を通じて、専門性を高めていきましょう。

この時期に大切な事

この時期は、学習意欲を持ち続けることが何よりも重要です。

「勉強し続ける意欲がある人」はエンジニアとして成長し続けられると指摘されており、新しい技術やプログラミング言語に対する好奇心を持ち、自主的に学習を継続する姿勢が求められます。

経験が浅いうちは、分からないことを素直に認め、先輩や同僚に「人を頼る」「人に聞く」勇気も大切です。現場での実践を通じて学び、試行錯誤しながら成長していくことが、確かなスキルを身につける近道となります。

育児・介護との両立期|無理なく続ける学習法

育児や介護といったライフイベントは、キャリアを継続する上で大きな転換期となり得ます。

特に女性エンジニアにとっては、学習時間の確保が難しくなるなど、スキルアップの継続に課題を感じやすい時期かもしれません。しかし、この時期こそ、工夫次第で無理なくスキルを維持・向上させることが可能です。

育休中のスキルアップ

育休中のスキルアップは、復職後のキャリアをスムーズにするための有効な手段の一つです。

育休中に資格を取得することで、自身のスキルアップに繋がり、新しい業務への挑戦や、社内評価の向上、さらには昇進・昇給といったキャリアアップの可能性も拓けます。

比較的難易度の低いITパスポートやMOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)のような資格から、より専門的な基本情報技術者試験などを目指すこともできるでしょう。

重要なのは、学習計画を柔軟に立て、完璧を目指さないことです。子供の体調変化など、予期せぬ事態が起こりやすいため、1日単位で厳密な計画を立てるよりも、週単位で大まかな目標を設定し、無理のないペースで進めることが大切です。

限られた時間の効率的な使い方

限られた時間での効率的な学習法としては、隙間時間の活用が鍵となります。子供が寝ている時間や家事の合間、通勤時間(リモートワークでない場合)などを利用して、短時間でも集中して学習する習慣をつけましょう 。

最近では、スマートフォンやタブレットで学べるオンライン学習プラットフォームや動画教材も充実しており、場所を選ばずに学習を進めることができます。

ある育児中のエンジニアは、「抱っこ紐で立ったままプログラミングする」「YouTube動画やスマホで見られるものを勉強の中心にする」といった、やや過激ながらもリアルな時間確保術も聞こえてきます。

ただし、これはあくまで一例であり、自身の状況に合わせて無理のない範囲で取り入れることが大切です。

家事を外注して時間確保

家事のアウトソースや効率化も、学習時間を捻出するための有効な手段です。

ドラム式洗濯機やお掃除ロボットの活用、家事代行サービスの利用などがそれにあたります。

また、リモートワークを活用することで通勤時間を削減し、その時間を学習や家事、育児に充てるという選択も、多くの女性エンジニアにとって現実的な両立策となっています。

国の支援制度を活用

この時期は、国の支援制度を積極的に活用することも検討しましょう。厚生労働省の「教育訓練給付制度」は、条件を満たせば訓練費用の最大70%(条件により80%)が給付される制度で、育休中のリスキリングにも活用できます。

また、経済産業省の「リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業」は、転職を希望する在職者を対象に、受講料の最大70%(上限56万円)を補助するもので、キャリアチェンジを目指す際に大きな助けとなります。

育児・介護との両立期は、時間的制約が大きいものの、工夫と周囲のサポート、そして国の支援制度を賢く活用することで、スキルアップを諦めることなくキャリアを継続・発展させることが可能です。

後ほど国の支援策について詳しく解説します。

重要なのは、焦らず、自分自身のペースを大切にしながら、できることから一歩ずつ進めていくことです。

ライフステージの変化があっても大丈夫!

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ベテラン期|リーダーシップ、マネジメント、専門性の深化

豊富な経験と実績を積んだベテラン期の女性エンジニアは、技術的な専門性をさらに深化させるだけでなく、リーダーシップやマネジメントといった新たな役割への挑戦も視野に入ってきます。

この時期のスキルアップは、自身のキャリアをより高いステージへと導き、後進の育成や組織への貢献といった広範な影響力を持つことにも繋がります。

リーダーシップとマネジメントスキルの習得

リーダーシップとマネジメントスキルの習得は、チームリーダーやプロジェクトマネージャー、さらには管理職を目指す上で不可欠です。

これには、技術的な知見だけでなく、チームメンバーの能力を引き出し、プロジェクトを成功に導くための計画力コミュニケーション能力意思決定力などが求められます。

インソース社などが提供する女性リーダー向けの研修プログラムでは、リーダーとしての役割理解、感情コントロール、判断力、指導力といった具体的なスキルを体系的に学ぶことができます。

これらの研修では、女性特有の視点や強みを活かしたリーダーシップスタイルを模索することも奨励されています。

参考:インソース社|女性キャリア研修

後進の育成による自身のスキルアップ

この時期には後進育成への貢献も期待されます。

自身の経験や知識を若手エンジニアに伝え、成長をサポートすることは、組織全体の技術力向上に貢献するだけでなく、自身のキャリアにとっても新たなやりがいをもたらします。

メンターシッププログラムへの参加や、社内勉強会の企画・運営などが具体的な活動として考えられます。

ベテラン期においては、これまでの経験で培った技術力と人間力を土台に、より戦略的な視点から自身のキャリアと組織への貢献をデザインしていくことが求められます。

4.国の支援制度を徹底活用!エンジニアのためのキャリアアップ支援

4.国の支援制度を徹底活用!エンジニアのためのキャリアアップ支援

女性エンジニアがスキルアップを目指す上で、国や自治体が提供する支援制度を理解し活用することは、経済的な負担を軽減し、学習機会を広げるために非常に有効です。

本章では、厚生労働省、経済産業省、内閣府男女共同参画局などが実施している主要な支援策について、その概要と女性エンジニアがどのように活用できるかを解説します。

厚生労働省の支援策

厚生労働省は、個人の能力開発や企業の雇用環境改善を目的とした多様な助成金制度を設けています。

  • 教育訓練給付制度
    働く方々の主体的な能力開発やキャリア形成を支援するための制度です。厚生労働大臣が指定する教育訓練講座を修了した場合に、受講費用の一部が支給されます。

    講座の種類は、専門的な知識・技術を習得する「専門実践教育訓練」(給付率最大70%、条件により80%)、速やかな再就職やキャリア形成に資する「特定一般教育訓練」(給付率最大50%)、その他の「一般教育訓練」(給付率20%)の3つがあります。

    対象となる講座は、ITスキル、語学、資格取得講座など幅広く、厚生労働省の「教育訓練講座検索システム」で検索できます。
    申請手続きは、お住まいの地域を管轄するハローワークで行います。

    この制度は、特に自己負担でスキルアップを目指す女性エンジニアにとって、費用面の大きな助けとなります。

    参考:厚生労働省|教育訓練給付制度
  • 人材開発支援助成金
    事業主が雇用する労働者に対して、職務に関連した専門的な知識や技能を習得させるための職業訓練などを計画的に実施した場合に、訓練経費や訓練期間中の賃金の一部などを助成する制度です。

    女性のスキルアップに活用しやすいコースとしては、「人材育成支援コース」(職務関連訓練、OJT付き訓練、非正規雇用労働者の正社員化を目指す訓練など)、「人への投資促進コース」(デジタル・高度人材育成訓練、労働者の自発的訓練、サブスクリプション型訓練など)、「事業展開等リスキリング支援コース」(新規事業立ち上げ等に伴う訓練)などが挙げられます。

    例えば、企業が女性従業員向けにAIやクラウド技術の研修を実施する場合や、育児休業から復帰する女性社員に対して最新技術の再教育を行う場合などに活用できます。

    この助成金は事業主が申請するものですが、個人としては勤務先に制度の活用を働きかけることが考えられます。

    参考:厚生労働省|人材開発支援助成金
  • キャリアアップ助成金
    有期雇用労働者、短時間労働者、派遣労働者といったいわゆる非正規雇用労働者の企業内でのキャリアアップを促進するため、正社員化、処遇改善の取組を実施した事業主に対して助成する制度です。

    「正社員化コース」は、非正規雇用の女性エンジニアが正社員としての安定した雇用と待遇改善を目指す際に、企業側の取り組みを後押しするものです。

    参考:厚生労働省|キャリアアップ助成金
  • 両立支援等助成金
    従業員の職業生活と家庭生活の両立支援や女性の活躍推進に取り組む事業主を支援する制度です。

    具体的なコースには、「出生時両立支援コース(子育てパパ支援助成金)」、「育児休業等支援コース」、「介護離職防止支援コース」、「育休中等業務代替支援コース」、「柔軟な働き方選択制度等支援コース」、「不妊治療両立支援コース」などがあります。

    これらのコースは、育児や介護を行う女性エンジニアが働きやすい環境を整備する企業を支援し、間接的に女性の就業継続やスキルアップ機会の確保に繋がります。

    なお、「女性活躍加速化コース」は令和4年3月31日をもって廃止されましたが、それ以前に行動計画の策定・届出を行った中小事業主は引き続き申請可能な場合があります。

    参考:厚生労働省|両立支援等助成金

経済産業省の支援策

経済産業省は、特にデジタル分野における人材育成とリスキリング(学び直し)を強力に推進しています。

  • リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業
    在職者が自身のキャリアアップのために新たなスキルを習得し、転職を目指す際に、リスキリング講座の受講費用を最大70%(上限56万円)補助する事業です。

    キャリア相談から講座受講、転職支援まで一貫したサポートが提供され、令和9年3月31日までの期間限定事業です。

    対象者は、正社員、契約社員、派遣社員、パート、アルバイトなど、企業と雇用契約を結んでいる在職者で、年齢制限はありません。

    女性が利用しやすいプログラムの例としては、株式会社Warisが提供する「女性リーダー×大学関連スタートアップ企業のためのリスキリングプログラム」(スタートアップ経営戦略、人事、財務等を学ぶ)や、SHElikesのキャリアチェンジに特化した「レギュラープラン」、デジタルハリウッドSTUDIOの「主婦・ママクラス」などがあります。

    参考:経済産業省|リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業
  • マナビDX (Manabi DX)
    経済産業省とIPA(情報処理推進機構)が運営する、デジタルスキルを学べる講座を紹介するポータルサイトです。

    DXリテラシーから専門スキルまで幅広い講座が掲載されており、「特に女性におすすめ」というカテゴリも設けられています。

    初学者でも安心して学べるコンテンツが豊富で、女性がデジタル分野のスキルを習得する第一歩として活用しやすいプラットフォームです。

    参考:経済産業省・IPA(情報処理推進機構)|マナビDX
  • 日本リスキリングコンソーシアム
    国や地方自治体、民間企業などが連携し、日本全国のあらゆる人のスキルアップを支援する取り組みです。

    250以上のパートナー企業・団体が提供する1500以上のプログラム(多くは無料)を受講でき、就職支援も行っています。

    「ウーマンリスキリングウィーク」といった女性向けの取り組みや、Googleデータアナリティクスプロフェッショナル認定証の取得支援事例(育児と両立しながら未経験分野へ転職し年収アップした女性のケース)などもあります。

    参考:日本リスキリングコンソーシアム

内閣府男女共同参画局の取り組み

内閣府男女共同参画局は、ジェンダー平等の観点から女性の活躍を推進する施策を主導しています。

  • 女性デジタル人材育成プラン
    デジタル分野におけるジェンダーギャップの解消、コロナ禍で経済的に困難な状況にある女性や育児・介護等で就労に制約のある女性の就労支援・所得向上を目的とした総合的なプランです。

    令和4年度から令和6年度末までの3年間、集中的に推進されています。

    具体的な支援内容としては、マナビDX等を通じたデジタルスキル教育コンテンツの提供、公的職業訓練(eラーニング拡充、託児サービス付き訓練)、人材開発支援助成金による事業主訓練への助成、地域女性活躍推進交付金(補助率3/4)を活用した自治体による就労支援、テレワークの促進などが盛り込まれています。

    参考:内閣府男女共同参画局|女性デジタル人材育成プラン
  • 理工チャレンジ(リコチャレ)
    女子中高生や女子学生が理工系分野へ積極的に進路選択することを支援する取り組みです。

    企業や大学と連携したイベントの開催、理工系分野で活躍する女性ロールモデルの紹介、進路選択に関する情報提供などを行っています。

    最近のイベント例としては、神奈川県立神奈川工業高等学校の「Tech Girls Project」や芝浦工業大学の「女子高校生対象ミニオープンキャンパス」、お茶の水女子大学の「リケジョのガールズトーク」などがあります。

    将来の女性エンジニアを育成するための重要な基盤づくりと言えます。

    参考:内閣府男女共同参画局|理工チャレンジ

これらの国の支援制度は、それぞれ対象者や支援内容、申請方法が異なります。複数の制度が存在するため、自分自身の状況や目的に合った制度を見つけ出し、情報を正確に把握することが重要です。

多くの場合、事業主経由で申請する助成金と、個人が直接申請できる給付金があるため、勤務先の制度や、個人として利用できる制度の両面から情報を集め、賢く活用しましょう。

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5.未来をデザインする!女性エンジニアのキャリアパス

5.未来をデザインする!女性エンジニアのキャリアパス

スキルアップは、単に技術を習得するだけでなく、自身のキャリアを主体的にデザインし、より豊かな未来を築くための手段です。

本章では、女性エンジニアが選択しうる多様なキャリアパスと、その道のりを照らすロールモデルの重要性、そして具体的なキャリアプランニングのヒントについて解説します。

多様なキャリアパス|スペシャリスト、マネジメント、そして新たな道

エンジニアのキャリアパスは、一本道ではありません。自身の適性や興味、ライフプランに応じて、様々な道を選択することが可能です。

  • 技術スペシャリストの道
    特定の技術分野(例:AI、クラウド、サイバーセキュリティ、特定のプログラミング言語やフレームワーク)をとことん追求し、その道の第一人者を目指すキャリアです。

    深い専門知識と高度な技術力は市場価値が非常に高く、実力主義のIT業界においては性別に関わらず高い評価を得やすい道と言えます。

    常に最新技術を追い求め、技術で課題解決することに喜びを感じるタイプの方に向いています。
  • マネジメントの道
    プロジェクトリーダー、プロジェクトマネージャー、ITコンサルタントといった、チームやプロジェクト全体を率い、成果を出す役割を目指すキャリアです。

    技術力に加えて、計画力、コミュニケーション能力、交渉力、リーダーシップといったスキルが求められます。

    特に、女性の持つとされる高いコミュニケーション能力や共感力、調整力は、チームをまとめ、クライアントとの良好な関係を築く上で大きな強みとなり得ます。
  • その他の道
    上記の二つの道以外にも、多様なキャリアの選択肢が存在します。

    例えば、自社システムの企画・開発・運用に携わる社内SE、技術知識を活かして顧客にソリューションを提案するセールスエンジニア、自身の経験やスキルを次世代に伝える教育・研修講師、あるいは組織に縛られず自身の裁量で仕事を進めるフリーランスエンジニアや、新たなサービスや事業を立ち上げる起業家といった道も考えられます。

    近年では、30代で未経験からエンジニアへキャリアチェンジする女性の成功事例も増えています。

これらの多様なキャリアパスは、必ずしも直線的に進むものではありません。

ライフステージの変化や興味の移り変わりに応じて、柔軟に軌道修正することも可能です。重要なのは、自身の価値観と向き合い、主体的にキャリアをデザインしていくことです。

▼女性SEのすすめ

以下の記事では、女性SE転職の現状とメリット・デメリットを解説しています。必要スキルと転職成功のためのステップも紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

【女性向け】SE転職のすすめ|メリット・デメリット・成功戦略
【女性向け】SE転職のすすめ|メリット・デメリット・成功戦略
女性SE転職の現状とメリット・デメリットを解説。必要スキルと転職成功のためのステップを紹介します。
https://woman.bloomtechcareer.com/media/contents/female-se-job-change/

ロールモデルを見つける・なる

キャリアを考える上で、目標となるロールモデルの存在は非常に大きな力となります。しかし、IT業界、特にエンジニア職においては、女性のロールモデルがまだ少ないという課題が指摘されています。

ロールモデルを見つけるためには、社内外のコミュニティやイベントに積極的に参加することがおすすめです。同じ志を持つ女性エンジニアと出会い、経験談を聞く中で、自身のキャリアのヒントが見つかるかもしれません。

そして最も重要なのは、自身がロールモデルになるという意識を持つことです。ちょまどさんのように、自身の経験や考えを発信することで、後に続く女性エンジニアたちに勇気と希望を与えることができます。

インタビュー記事やメディアからも、多くのアドバイスを得ることができます。

キャリアプランニングのヒント

具体的なキャリアプランを立てることは、スキルアップの方向性を定め、モチベーションを維持するために不可欠です。

まず、自身の目標と大切にしたいことを明確にし、優先順位をつけることから始めましょう。

「どのような開発に携わりたいか」「どのようなスキルを身につけたいか」「家族との時間をどれだけ大切にしたいか」「どのようなペースで仕事を続けたいか」など、具体的な問いを通じて自己分析を深めます。

次に、ライフイベントに左右されないキャリアプランの重要性を認識することです。

IT業界は技術の進歩が速く、産休や育休によるブランクがキャリアに影響を与える可能性も考慮し、長期的な視点で計画を立てる必要があります。

企業選びもキャリアプランニングの重要な要素です。福利厚生制度の充実度はもちろんのこと、実際に制度が活用されている風土があるか、リモートワークやフレックスタイム制など柔軟な働き方が可能かといった点も確認しましょう。

6.コミュニティとメンターシップ|成長を加速するサポートネットワーク

6.コミュニティとメンターシップ|成長を加速するサポートネットワーク

エンジニアとしてのスキルアップやキャリア形成において、個人の努力はもちろん重要ですが、周囲からのサポートや繋がりもまた、成長を加速させる上で欠かせない要素です。

本章では、女性エンジニアが活用できるコミュニティやメンターシッププログラム、そしてイベント・勉強会への参加の意義について解説します。

女性エンジニア向けコミュニティの活用

女性エンジニア向けのコミュニティは、同じ志を持つ仲間と出会い、情報交換や相談、スキルアップの機会を得られる貴重な場です。

男性が多い職場環境では感じやすい孤独感を解消し、安心して学べる環境を提供してくれます。

コミュニティ例と活動内容

  • Code Polaris
    女性エンジニア限定の技術コミュニティで、「居場所の提供(安心の土台づくり)」と「技術を実践する場(学びの積み上げ)」を目的としています。

    SlackやDiscordでの日常的なコミュニケーション、オンライン勉強会、参加者全員でのアプリケーション開発プロジェクトなどを通じて、技術力向上と仲間との繋がりを深めることができます。

    現役エンジニアだけでなく、これからエンジニアを目指す学生や社会人も参加しています。
  • Women Who Code Tokyo
    プログラミングに携わる女性を支援する世界的なNPOの東京支部です。

    ミートアップ、もくもく会(各自が自主的に作業する勉強会)、データサイエンスに関するセッションなど、多様なイベントを定期的に開催しています。
  • Rails Girls Japan
    プログラミング初心者の女性を対象としたワークショップを全国各地で開催しています。

    Ruby on Railsというフレームワークを使って、実際にWebアプリケーションを作成する体験を通じて、プログラミングの楽しさや可能性に触れる機会を提供しています。

    インストール・デイから始まり、コーチの手厚いサポートを受けながら進められるため、未経験者でも安心して参加できます。
  • WAKE Career Community
    女性IT/Webエンジニア向けハイスキル転職サービス「WAKE Career」が運営するコミュニティで、技術勉強会や女性エンジニアのキャリアインタビューなどのコンテンツ配信を通じて、スキルアップとキャリア形成を支援しています。
  • ハッカソンの活用
    短期間で集中的にアイデアを形にするハッカソンも、スキルアップとネットワーキングの良い機会です。近年では、女性エンジニアが参加しやすいように配慮されたハッカソンも増えています。

これらのコミュニティやイベントは、技術的な学びの場であると同時に、同じ目標や悩みを共有できる仲間と出会い、精神的な支えを得られる「安全な場所」としての役割も果たします。

特に、男性中心の環境で孤立しがちな女性エンジニアにとって、安心して質問したり、失敗を恐れずに挑戦したりできる環境は、成長を大きく後押しします。

イベント・勉強会への参加

技術カンファレンス、セミナー、勉強会などへの積極的な参加は、スキルアップとネットワーキングの両面で大きなメリットがあります。

イベント・勉強会に参加するメリット

  • 最新技術・知識の習得
    業界の最新トレンドや新しい技術について学ぶことができます。
  • 人脈形成
    同じ分野に興味を持つエンジニアや、異なるバックグラウンドを持つ人々と出会い、刺激を受けることができます。
  • モチベーション向上
    他の参加者の熱意に触れることで、自身の学習意欲が高まります。
  • アウトプットの機会
    自身が学んだことを発表する機会を得ることで、知識の定着とプレゼンテーション能力の向上に繋がります。

イベント例

  • Women Developers Summit
    女性ITエンジニアの学びと活躍を応援するカンファレンスで、女性エンジニアによる多彩なセッションが特徴です。2025年は6月27日に開催されます。
  • その他、Tech LIONconnpassDoorkeeperといったイベント告知サイトや、各技術コミュニティのウェブサイトなどで、様々なイベント情報を見つけることができます。

これらのサポートネットワークを積極的に活用することで、スキルアップの道のりをより実りあるものにすることができます。

一人で悩まず、仲間と共に学び、経験豊富な先輩からアドバイスを得ることで、困難を乗り越え、自身の可能性を最大限に引き出すことができるでしょう。

7.スキルアップで切り拓く、女性エンジニアの輝く未来

女性エンジニアのスキルアップは、年収向上や柔軟な働き方の実現に直結する重要な投資です。AI・クラウド・サイバーセキュリティなどの先端技術とコミュニケーション能力の両方を磨き、ライフステージに応じた学習戦略を立てることが成功の鍵となります。

国の教育訓練給付制度やリスキリング支援事業を活用し、Code PolarisやWomen Who Code Tokyoなどのコミュニティで仲間と支え合いながら学習を継続しましょう。

時間管理の工夫とメンターシップを通じて課題を乗り越え、自分らしいキャリアパスを築いていくことで、IT業界で輝き続けることができます。

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